アナログの優しさ   JRSA代表理事 田中正孝

謹賀新年

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

今年の年賀状は久方ぶりに手書きで宛名書きをしてみました。

送り先の情報で驚くことがありました。

次の点です。

  • 2005年の市町村合併で新しい市町になっていたのに変わっていなかった。
  • 新しい市町の名前に変わっていたが、郵便番号がそのままだった。
  • 宛名の氏名の字が間違っていた。

パソコンによる、住所の打ち出しに頼りきっていた自分の不明を恥ずることしきりです。

ここからは日本郵便に勤めていた友人からの情報です。

郵便年賀はがきはピークには44億枚発行していて2023年は14億枚である。

年末にかけてその土地の中央局に年賀はがきは集まる。これを14万個の郵便番号に振り分けるのである。頭が0は北海道、1は東京というのはよく知られている。

引受局ではこれを郵便区分機にかけて、郵便物に特殊なインクでバーコードを郵便物に印字している。不明な郵便番号はVCS(ビデオ、コーディング・システム)を使ってオペレーターがモニターで郵便物をチェックして郵便番号を印字していく。このオペレーターの数は大きな局では20名ほどになる。

郵便番号が間違っていても、記入していなくてもこうしてアナログのシステムで郵便物は届くのである。

私の間違っていた三点のうち③を除いて、日本郵便がフォローしていてくれたのである。みなさん、自分で年賀状の宛名を手書きすると、この三点の修正は可能ですよ。

ご承知のように、〒100-6001は東京都千代田区霞が関の霞が関ビル一階の郵便番号です。ここにお住まいでしたら〒100-6001と名前だけで郵便は届きます。でも個人宛でも事業所宛でもあて名書きは顔の部分ですから、東京都から手書きなり、印字をしていただきたいですね。

日本郵便さんへ個人的なお願いです。VCS(ビデオ、コーディング・システム)を使っての余計なおせっかいは止めて発信人に戻しましょうよ。そうしたら発信人のデータも更新されます。      

 みなさん、お忙しいとは存じますが、年賀状、3年に一度は手書きにしましょう。

以上デジタルに頼り切っている怖さを思いました。

日本レット症候群協会のホームページのブログ欄ですが、こんな感じで、療育、医療に捉われることなく募集しております。

私もこのような雑感を随時載せていきますのでよろしくお願いいたします。